昨年に引き続き、静岡県主催の
「食の都の祭典」にて私不肖若旦那西ヶ谷が
「出汁の取り方教室」をやらせて頂きました!
約100人の前、県の偉いお役人様達がいらっしゃる、、、
焼津の鰹節のメーカーさんもいらっしゃる、、(汗
そんな中、若旦那満面の笑みで出汁取りオンステージ!
すべての写真は長男に撮ってもらいました(^^)。
静岡県はどちらかと言うと昆布使用に関しては後進地域です。
なのに、わざわざ時間をとってもらって私ごときがステージ上で出汁の事を
語れるのは本当に有難いです。
江戸時代より小樽から北前船に乗って舞鶴、敦賀に運ばれた昆布は
天下の台所に大阪に運ばれその後東海道53次を逆走して運ばれて行きました。
さらに、静岡は海の幸、山の幸に恵まれ素材そのままでも美味しく、生の状態で食べる事が
出来る地域なのです。要は昆布を使う必要が無かったのです。ですので年配の方の中でも
「わたしゃ〜出汁取ってるよ!」っていう人も実は鰹節やいわし節だけだったりする人が多くいます(^^;;;
出汁取りオンステージと言っても至ってシンプル・・・・。
私と、鍋と昆布と鰹節と削り機だけです。あとは身振り手振りで北海道の昆布の様子や昆布の見分け方、出汁の取り方を
説明してゆくだけです。
司会の方も去年と同じ方でしたので、とてもリラックス出来たし進行もなれたものでとても安心(^^)。
こちらは、お宝ものの羅臼一等の昆布です。今回の出汁はこの羅臼の耳の部分の切り出しを
使いました。だって、普通に買う事が出来てお安い昆布じゃないと実用的ではありませんからね、、。
北海道の地図で採れる所による昆布の違いを説明し、、
「いやぁ、そこの奥さん、残念だなぁ、、、出汁の取り方違ってるよ、、」みたいな、、笑。
ええ、船越英一郎に似てるって言われます、、爆笑。
ほら!羅臼の耳の切れっ端でもこんなに美味しいんですよ!戻りも最高!
はい!鰹節は最後まで絞ってね!!!
昆布ってこうやって採るんですよ!写真は日本一の昆布漁師の山本さん!!
みなさん!お願い!出汁ちゃんと取ってね!!!
って最後をしめて無事終了。100名のお客様にも出汁を振舞いました(^^)。
このような大舞台で出汁のお話ができる事、本当に感謝でいっぱいです。
どうもありがとうございました。