北海道から戻ってきてあっという間の2週間。
鉄道ネタを最後に北海道レポートが滞っていました(^^;;;
若旦那ちゃんと仕事してまして、2日目の浦河の井寒台での
昆布の様子をちょこっとご紹介しますね!
井寒台は浦河よりもちょっと西にある浜です。
実は、、、もう10年以上前になりますが
「私の父の採った昆布を見てくれませんか?」
と私宛に一通のメールが届きました。
送り主は井寒台で昆布を採っているという漁師さんの娘さん。
それからというものずっとお世話になっています。良質の昆布はもちろんのこと
昆布に対する姿勢と言いますか、「昆布との付き合い方」をずっと教えてもらっています。
昆布は魚とは違い水揚げしたものを漁協に持っていて終わり。ではありません。
数時間かけて採った昆布を丁寧に干し、熟成させ、選別し、綺麗に耳を切ったり長さを
揃えて、梱包、結束して検査をしてやっと漁協が買ってくれます。
何と?!昆布を採ってから数ヶ月かかるのです。
一口に「昆布を干す」と言っても私のお世話になっている井寒台の漁師さんの干し方は
「昆布との付き合い方」を熟知した干し方です。こんなに手間暇かける漁師さんは
私のしっている限りではほとんどいません。でも全て「昆布との付き合い方」が
道理にかなっているのです。
これは漁師さんだけではなく、私のような小売業にもとても参考になりアレンジして
取り入れている事が沢山あります。
私がやっている静岡で再度天日に干す!という事も一つですね(^^)
そんな漁師さんの造った今年の新昆布!
既にここ静岡の次郎長屋にも入荷しておりますが、もうちょっと寝かしますので
11月下旬からの販売になります。
実もしっかり入っていて香りもあって良い昆布です。
「あぁ、漁師さんが造った昆布だなぁ、、」とすぐに解ります。
今年の昆布は全般的に色がちょっと黄色味がかったものが多かったかなぁ、、。
でも、昆布は黄色い耳の部分からでも出汁は出ますし、煮ればとても
美味しいですよ!ご安心下さいね。
分かりますか?この黒光りした昆布。一等の中でもさらに上をいく昆布です。
一等以上の区別は無いですから、もう「特上」?「幻」?何だろう???
ってかうちに入荷するんだろうか???一応数キロ頼んできたけど、、、。
完全限定予約商品になりますので、また入荷したらお知らせしますね。
「お正月用最上昆布巻き用」になります(^^)
買い付けの当日は予定よりも早く着いた事もあり、夕食を頂きました(^^)
うにと胡瓜、、、、。(驚!!
これは、漁師さんの家じゃないと食べられない逸品!!
いくら醤油漬け!
も・ち・ろ・ん!自家製。
美味しすぎて悶絶です。
何でもそうですが、「現場」ですね。「現場」。
私は職を扱っている訳ですから、「味」「香り」はデジタルでは伝わりませんね。
今回のレポートもそうですが、今年の昆布については
とてもデジタルで書いてログとして残せるものではありませんでした。
新昆布も含め、今年の昆布情報などは是非お店にご来店頂ければと思います。
買い付けの様子や北海道の鉄道も含め(笑、お話させて頂きますね。
9月はまだ出汁取り教室も月末にありますし、10月も出汁取り教室開催いたします。
皆様のご来店をお待ちしております(^^)