先月の6月29日は私達のライフワークでもある
子ども達への出汁取り教室の日でした(^^)。
次郎長屋のある静岡市清水区には、駅前のど真ん中に
とても素晴らしい施設があります。
その名も「ま・あ・る」
https://maaru-ct.jp/
静岡市の施設ですが、特定管理事業者さんが入っていてスタッフ達の
スキルもそれは素晴らしいものがあります。
子どもたちの自主性に任せたプログラムとハード的なレイアウトも
また素晴らしい!!
で、その施設を利用させて頂いての出汁取り教室です。
今回は、参加メンバーが小学校4年生までという低学年が多いって事で
私も若女将もドキドキでした。
https://maaru-ct.jp/staffblog/72411.html
まあるのスタッフさんの素晴らしいブログから写真を拝借して
報告させて頂きますね(^^)
もう、今の子どもたちは、昆布がこんなに長い(と言ってもこれは羅臼昆布なので短い方・・)
って事を知りません・・・
もちろん、鰹節も初めて触る子がほとんどです。中には、鰹節削りを「木のクズ」という子もいます。
今回も私が一生懸命カンナで削ったのですが・・・前回それを見ていた子どもたちが
「僕も、私も削りたい!!!」と言ってたので、、、、今回は新兵器登場!!
若女将も心配そうに見守りますが、「体験」するって事が子ども達にとっては
とても嬉しい事なんですよね!
この機械は静岡の誇る「愛工業」さんの「オカカ」という削り機です。
鰹節を固定して簡単に回すだけで子どもの力でも削れるのです(^^)。
削ることに結構な時間を取っちゃったけど、みんな大満足!
自分の削った鰹節をムシャムシャ食べていました(笑。
今回は、昆布だけの出汁も試飲。
みんな
「まずーーーーい」「全然味がしなぁ〜〜〜〜〜い」と
文句タラタラ言ってましたが、、、
鰹節を入れたあたりから、「出汁の相乗効果の香り」がグングンしてきて
もう、目がキラキラ(^^)。
窓の外のお父さんも興味津々(笑
もう、若旦那も若女将もしてやったり!!!
「美味しい〜〜〜〜〜〜」「何これ〜〜〜〜〜〜?」
みんな大張り切りで味噌を溶きあっというまに味噌汁完成!!
表題通り、今の子は鰹節も持ったこともないし、匂いをかいだこともありません。
ましてや、昆布がどんなふうに育っていて漁師さんがどうやって採るかなんて
知る由もありません、、、。
10年後、20年後、「あっ!鰹節持ったことあったっけなぁ〜」
「昆布触ったことあったなぁ〜」「味噌汁も作ったっけ」
「そんな難しくなかったよなぁ〜」
なんて思い出してくれれば我々夫婦はとても嬉しいです。
P.S.今回の出汁取り教室で思ったのですが、子ども達は
動物性の出汁が入らないと「旨味」を感じ無いのでは?ということです。
これは、こはくの川口さんが教えてくれました。
「西ヶ谷さんの出汁取り教室の記事を見てそうではないか?」と・・・
昆布の出汁はまずく感じて、鰹節をいれたとたんに美味しく感じる、、、。
これはちょっと大変な事かな、、と思いました。今後の課題です。