先日、静岡市葵区のアイセル21という素敵な会館で
「男だけの出汁取り教室」を開催致しました。
主催は静岡市女性会館の
「NPO法人男女共同参画フォーラムしずおか」
さんです。例年SDGsの考えのもと、男性だけの講座を開催しているとのことで
去年は、SDGsのお話(静岡県立大学SDGs専門の先生)とコーヒーの淹れ方
を開催し、今年は「出汁」にフォーカスしたいとの事で若旦那にお鉢が回ってきました💦
有り難い事です。
定員は10名でしたが、最終的には抽選となり、当日ご不幸があってキャンセルにも関わらず
キャンセル待ちの方も参加下さり10名満席で開催させていただきました(^^)。
で・・びっくりすることに・・・・70代の方々ばかりで・・笑
一番若いかたが46歳、で最高齢は82歳の方でした。
(※本当は89歳の方が参加予定でした💦、是非お会いしたかったです)
皆さんとっても熱心で、質問がバシバシ飛んできます。
また、基本的に料理をされた事が無い方が多く、
「鰹節を濾す」という作業がなかなか大変でした💦
説明していて分かるのですが、やはり、この静岡では
「昆布に沢山種類があって出汁を取ったり、煮たりする時は
料理別に昆布を選ぶ」という一番の基本を知らない方がほとんどでした。
また、「水出しする」という事もほとんどの方が知りませんでした。
よく「段取り八分」と言いますが、まさに「出汁取り」はコレに尽きると思います。
一度私がデモをやりましたら、その後はもう各々始められ美味しい出汁を
作っていましたよ!
とても素敵で清潔で使いやすい施設ですから、私も参加者もとても満足されたと思います。
スタッフの方のお手伝いも入りスムーズに行うことが出来ました。
私の出汁取り教室が終わってからは県立大学の犬塚先生のお話だったのですが
これが、とても面白かったです。
「専業主婦」というのは戦後の高度成長期に出来た、日本史上空前絶後のスタイル。
旦那の稼ぎだけで生活できたので専業主婦は合理的だった。
江戸時代は武士が子供連れで仕事をするのも当たり前だった
高度成長期は結婚退職制度(結婚したら退職しなければならない)、若年退職制度(ある年齢で強制的に退職させられる)があった。
先進国の男性の家事育児時間は平均四時間位ある
などなど、聞いていて参考になりました。
先生が言ってた言葉で印象的なのは
「私も立場的にSDGsの旗振り役をやっていますが、日本では昔からSDGsなものは沢山あって
わざわざ分類したりするまでもない事柄がいっぱいある」との事でした。
激しく同意しました。