こんにちは。
我々次郎長屋のライフワークである、子どもたちへの出汁取り教室を開催しました。
コロナ禍を経て自分達で出汁を作ってもらう久しぶりの完全版の教室です。
小学校2年生から6年生まで11名の参加です。
ホワイトボードの上にある「まある」のマスコットも味噌汁椀を持っていますw
アシスタントにも入ってくれた、まあるの大塚さん!ありがとうございます(^^)
昆布は羅臼昆布を使い、鰹節は鹿児島産の枯れ節です。
低学年の子達が多かったので最初心配でしたが、若旦那の話を聞き終えてた後は、コンロの前に立って
さぁ、出汁取り開始です!
教室で一番怖いのが「火傷」です。子ども達は予想だにしない行動を取りますので
本当に注意を払います。(ですので写真撮る余裕はありません)
でもでも、沸騰直前に昆布を出して、鰹節を入れると、、、、、
「わぁ〜良いにおいがする〜」とか
「鰹節が鍋の中で遊んでるよ!」
「1分経ったよ!」そうやって鰹節を取り出すの」
と、みなさんどんどん前向きになってきました!
鰹節は沸騰して1分経ったらキッチンペーパーを置いたザルで濾すのですが
その際、キッチンペーパーを折り込む時に茶巾絞りみたくなります(分かりますよね?)
その様子を見た一人の子が、、、
「あ〜餃子が出来ちゃったよ〜」と言いました。
そうです、絞ったキチンペーパーの形が長方形の餃子のような形になったのですね。
私も含めそのチームの4名のみんなはもう「大爆笑」!です。
それからというもの、その愉快さが他のチームにも伝播していってとっても楽しい出汁取り教室になりました。
予備用の味噌汁も全ておかわりして飲んでしまって、鍋の中には一滴も味噌汁がありません、、、。
6年生の女の子が大変悔しがっていました💦💦
味噌汁を作る工程で一番難しかったのがやっぱ
「味噌を溶く」作業ですね。
若女将が説明している所です。数名の子は自宅でもやった事があったようで
スムーズに出来ました。
若女将ともいつも話すのですが、長年やっていると「所作」でそのご家庭が垣間見えます。
椀の持ち方、お玉からの注ぎ方、箸の持ち方等々、、、。
我々も自分達の息子たちをしっかりとは育ててはいませんけど、特に「食」に関しては
所作、感性というのが子どもの時の経験にとても左右されるではと思っています。
今回特に思ったのはやはり「餃子」です。
餃子って味が濃いもの、脂っこいものですよね。大人からすれば、「出汁」を作ってる時に
餃子は思い浮かばないと思うんです。だってどちらかというと正反対の食材だからです。
でも、子どもたちは「キッチンペーパーを茶巾にしたものを”餃子”」と言いました。
味や香りではなく「形」として想像したものだと思います。ということはもしかしたら
絞る工程から見てて「餃子を手作りした光景」(餃子のタネを皮に包んで成形する様子)
を見たことがあったのかもしれません。子どもって凄いですよね。
これからも
次郎長屋の出汁取り教室に参加してもらって子どもたちに少しでも感じ取るものがあれば幸いです。
※追記「ま・あ・る」のスタッフさんもプログラムレポートにて詳細を紹介してくれました(^^)