こんにちは。若旦那です。
先日、函館の漁師さんから待望の
「出汁取り教室用の昆布」が送られてきました。
教材用ですから、出汁を取ったり煮たりというのではなく
まずはその「長さ」を体感してもらう為に切らずにそのままの
ものです。函館の真昆布は、植物学的昆布分類の中では
「長い昆布」ではありません。どちらかというと短い部類にはいるのかも、、、。
しかし、それでも切らずにそのままのものは5メートルはあります。
北海道以外では、「標本」として水族館や博物館でおめにかかれるかどうかという
代物です。
漁師さんからすれば、水揚げした昆布は当然、等級に切り分け、商品になるわけですから
そんな切らずに内地へ送るなんて事は本来なら嫌なはずですが、快く引き受けてくれました(^^)。
「子ども達の出汁取り教室で”昆布ってこんなに長いんだよ〜”って見せたいから一枚送って!」
とお願いしたら・・・・
冷凍で到着しましたっ!!!!
昆布の冷凍って・・・・・私も初めてです。
何故冷凍か????見たらすぐに分かりました。
ほとんど、採れたてです。
生状態です。
根っこまでついてます。
いやぁ、、、ここまで「採れたて」の状態を、ここ静岡で見られるなんて??!!
ちょっとビックリです。到着当日来店された方にはお見せすることが出来ましたが
このままの状態では腐ってしまいます・・・・
特に、「根っこ」については、私も乾燥方法を知りません、、、
だって、ご当地函館では(北海道のどこでも)食用にならないこの根っこの
部分はすぐに切って海に返してしまいます。もしくは、ゴミになってしまいます。
超グロテスクですが、実はとっても重たいのです。繊維質の塊みたいな・・・・
根っこの中からは、「昆布の赤ちゃん」が3本生えていました(^^)。
おそらく、これは天然の昆布の種(胞子)がついたんじゃね〜のかな〜
なんて個人的には思っています。
さてあ、早く干さないと腐ってしまうので・・・・
干しました。あっという間にカリカリになりました。
葉っぱの部分もカリカリです。でも、このカリカリ状態だと
割れてしまうので、再度冷蔵庫へ!これで、また湿り気を取り戻します。
残念ながら、根っこの所は切断しました。
根っこはできるだけカリカリに干してビニール袋に入れて保存です。
葉っぱの部分も一年持つかなぁ、、、、💦
興味ある方は声かけて下さいね。冷蔵庫から 出してきます。
毎月開催の出汁取り教室では、モチロン長ーい姿を見ていただきますヨ!