こんにちは。
若旦那です。今回はちょっと珍しい投稿です。
この台、「台切り」と”私”は呼んでいます。正確かどうかはわかりませんが、
昆布の耳の部分を断つのになくてはならないものです。
昔、写真屋さんでは、写真の切れ端を切っていましたが「アレ」の昆布用とでも
申しましょうか、、、。
また、昔の小学校では用務員室や印刷室に紙を切る機械としてあったりもしました。
こちらの機械はかれこれ、20年位前に大阪で買い求めたものです。
大阪は言わずとしれた昆布文化が発達している地域でして、昆布の加工に必須な
機械類の工場やメーカーも多いです。
私の父の代からお世話になっている昆布を角切りにするメーカーさんに相談した所
「凄い台切りを作ってる職人さんがいるよ!一生ものだよ!」と言われて
小さい町工場で購入したんです。
そして、時は過ぎ先日その角切り機械のメーカーさんが遠路はるばる大阪から来てくださり
メンテをしてくれた時にこの台切りの話になり、作ってた職人さんがお亡くなりになったと・・・・
錆びついて切れ味悪く台も黒くなっていたものを
「是非修理したい!」と申し出てくれて、その後次郎長屋に帰ってきたのです(^^)
年季の入ったその容姿はそのままに、持ち手はゴムで巻かれ、台上はステンレスで覆われました!!
これなら、水を含んだ昆布を乗せても台が痛む事は最小限で済みますね。素晴らしいの一言です!!
紙一枚でもスパッと切れます。
これで、長寿昆布の角切り製造も捗ります!本当にT鉄工所さん、ありがとうございました。