2019年4月5日
清水駅前銀座商店街の「なが田酒店」さんで今年の
「次郎長屋おでん」の〆イベントをさせて頂きました(^^)
今回は真昆布と羅臼昆布の出汁を皆さんの前でお作りして振る舞いました。
サプライズとして、よくある「水出しの出汁」を比較してもらいました。
よくありますよね?テレビや雑誌で麦茶を入れるボトルに昆布と鰹節を入れておいて
その「水」(決して出汁とは呼びたくないです)を使うとお料理がとても美味しくなりますよ!!
っていう方法・・・・。
鰹節はその場で削ります。ビール呑みながらですけど、、(笑。
昆布を水にちゃんと2時間以上浸した鍋を火にかけて沸騰前に昆布を取り出します。
今回のお客様はみなさんとっても熱心で若旦那の話を聞いてくれたので
私もノリノリでした(^^)。
真昆布の出汁は95点。羅臼昆布の出汁は70点の自己採点です。
う〜〜ん、羅臼は上手く出来なかった、、涙。というより2つの出汁の
特徴がしっかりと出ませんでした。ごめんなさい、、。
でもでも、サプライスで飲んでもらった「水出しの出汁」については・・・
「全然香りがしない、、、」「深みが無い」などなど
明らかに違いををわかってもらってよかったです。
さて、件名にある「部活帰りのアンパン・・・」ですが、
「出汁」っていうととても敷居が高く感じられる人がほとんどです。
でも、そうでしょうか?私の作り方を見てもらえば至極簡単などは
一目瞭然です。(おそらく、見ないと分からないと思います、やっぱ・・・)
美味しい出汁を作ろうと思えば美味しい素材を用意しなければなりません。
でも、ご家庭にある食材で十分出来ます。段取りと、ちょっとした手間だけで
圧倒的に美味しくなります。
料理って、季節、眼の前の風景、誰と食べるのかで「味」って変わると僕は思います。
詳しくは出汁取り教室でしか話せませんが、
今、長男は大学四年生、就活、論文と東京まで通い頑張っています。
次男は高校生、野球部で毎日練習&勉強を頑張っています。
そんな彼らにとっては、自宅のご飯が美味しいのはもちろんですが(笑
電車待ちで飲むコーヒーが美味しく感じ、
部活帰りに駄菓子屋で食べるアンパンが美味しく感じるのです。
もちろん、アレルギーをお持ちの方には配慮がいる内容だと思いますが
今の世の中無添加では過ごせなくなっています。
そんな中、「本当の味」ばかりではエンゲル係数が高すぎて経済的に難しいでしょう。
でも、「本当の味」「無添加の味」を知っておくことはとても大切です。比較が出来ます。
よく言いますよね?現代音楽の巨匠にバッハを弾かせたらめちゃくちゃ美味かった!!
それと同じだと思うのです。