先日、清水区にありますマリナートホールにて
MOTHER 〜特攻の母 島濱トメ物語〜
を観劇してきました。
この演劇にはご近所で親しくしてもらっている方の息子さんが
とても重要な役で出演されています。
また、次郎長屋のお客様の同級生のベテラン俳優さんも出演されています。
ご存知の方も多いと思いますが、第二次大戦の時、鹿児島の知覧飛行場から出撃していった
特攻隊員の方々の物語を近くにあった食堂を経営していた鳥濱トメさんと二人の娘さんとともに
綴っていくというものです。
その中で、こんなシーンがありました。
既に出撃していった(という事は既に亡くなっている)息子さんを追いかけてお姉さんとお母さんが
お世話になったこの食堂を訪れます。
特攻に行った息子さんは出撃する前夜、食堂でトメさんと一緒に花を生けます。
そして、お母さん達が訪れた時には花が散ってしまって枝だけになった花瓶が机の上に乗っています。
それを見たお母さんは「これもらっていい?」と一言・・・・・・・・。
戦時中遺骨すら無い遺族の方だってたくさんいらっしゃると思います。その方達からすれば
枯れた花だって、、、、という思いもあるでしょう。
でも、「枯れたは花」ですよ。枯れた花、、、。
私はとても複雑な気持ちになりました。
くしくも、衆議院選挙の真っ只中、ミサイルが飛んでくるとか、防衛するとか、、、
色々考えさせられました。
もちろん息子さんの演技はとても素晴らしく、初々しく瑞々しくとても良かったです(^^)。
戦争というテーマの物語の中でもとても難しい役を演じていました。
これからも役者修行に邁進してください(^^)。応援しています。