北海道でのブログ更新が遅れてしまってスミマセン💦
ここからは、ちゃんと仕事してる感じでお伝えしてゆきます(爆。
さて、今回冒頭お伝えした通り今回の函館行きは「サラダ昆布」の製造現場をしっかりと
この目で見てお客様にフィードバックする為なのです。
サラダ昆布の原料は5月のこの時期しか採取しません。
理由は明らかで、
昆布が柔らか
生育途中でまだ実が厚くない
だからです。
初日のピンセットを使っての検品作業をしながら
漁師さんと話していて「一日の流れ」が分かってきました。
サラダ昆布の原料を海から採ってきて製品となるまで(検品除く)丸一日かかります。
午前零時を一日の始まりとすると、、、、。
午前零時
前日に紙漉きのような木枠の中に整えて並べた昆布を
乾燥してある乾燥室のスイッチオフ!
(※木枠の中に並べた昆布は後述します)
スイッチオフ位自動で、、、なんてダメなんです。昆布の厚さは均等ではありません。
その日の天候や乾燥室全体における昆布の量でも乾燥具合が変わってきます。
午前2時
乾燥室いっぱいに並べてあるサラダ昆布を木枠から取り外します。
午前2時ですw
何度も行ってる漁師さん宅が真っ暗で分からなかったです💦
私はここからお手伝いさせて頂きました!右に見えるのが外した後の木枠ですね。
この木枠には網が張ってあります。網から昆布を取るのもちょっとしたコツがありました。
で、乾燥室にはまだ熱気が残っていて暑い💦暑い💦💦💦
私含め三人で取り外しました。これで乾燥室がカラになります。新たなサラダ昆布を迎える
場所が確保出来ました。
午前3時すぎ
もう、夜が明け始めています。
船に乗ってサラダ昆布の原料となる真昆布を取りに行きます。
(この写真は4時頃漁師さんが帰ってくるのと入れ替わりに他の漁師さんが出漁してゆくところ)
椴法華の漁港から5分程でしょうか、、。
完全に明るくなってないのになんで自分の漁場が分かるんだろう、、、、当然ですがコンブ漁の船は
小型船ですから電子機械なんて一個もありません・・・。
昆布の生育場に到着してから船一杯に引き上げるまでは力仕事。私は見るだけw
帰ってきました。
午前4時半過ぎ
当然ですが、生の昆布はメッチャ重たいですから、船からトラックに積むためこのように
漁港にはクレーンがあります。
そして、漁師さん宅に運び、、、
見事な艶のある茶褐色の原料真昆布を
速攻で茹でます。わかめと同じですね。
※注意 普通の煮昆布、出し昆布は煮ませんよ!!!天日や乾燥機で乾かします。
あっという間に見事な緑色になります。
茹でた後は水で洗ってその緑色の鮮度を保ちます。
とにかく、どの作業もとても素早い!冷たかったり、熱かったり大変です。マジで、、。
特に茹でる時は火傷注意です。
漁師さんは教えてくれました。
「何より新鮮な原料を使うことが一番!」
何でもそうですよね。原点です。
書いていいのか分かりませんが、書きましょう。
普通このような刻み昆布の製造は漁師さんにとっては「雨の日の作業」なんです。
晴れの日は昆布採ったり干したりと色々な作業があるからでしょうね。
で、雨の日は海には出ませんから、この原料となる昆布をどうしてるかというと
逆算して前日に採ってから海に置いておくそうです。
こんな事私は知りませんでした。でもそうですよね。昆布は陸に上げたらどんどん
乾いてしまうわけですから、、、。
ですから、この漁師さんのように採った昆布をその日のうちに、且つこんなに
スピーディに刻み、製品にする人はほとんどいないそうです。
見て下さい。このフレッシュな色!「海の野菜」ですよね。
これを刻むんだから美味しいはずです。
午前5時過ぎ
朝日を浴びて黄金に輝く「生のサラダ昆布」
私も生まれて初めて食べました!!!!!!!
美味い!旨い!ウマい。
ここでしか、この時期でしか味わえない
「採ってからまだ数時間の茹でたての生昆布」
めんつゆで、イカソーメンみたく食べてみたいと思いました(^^)
刻んだ時点で午前5時半でした。
そうすると、、、どこからともなく、、、、女性の皆さんが、、、ワラワラと集まりだして、、
続く。