昆布屋は雨でも仕事があるんです。

静岡でもここ数日すっかり冷え込んできました(^^)

先日は冷たい雨も降っていましたが、私にとっては恵みの雨でした。

実は乾物屋にとって湿気は大敵です!!!

でも、昆布を切る時だけはこの湿気を利用して
昆布をきります。

北海道で買い付けした昆布って乾燥された状態で出荷されます。

漁連の取り決めで北海道から出荷される全ての昆布の荷姿は乾燥品と決められています。

たまに魚屋さんで見かける「生昆布」っていうのは

実は「生」ではなく採った昆布をボイルして塩漬けしたものを販売しています。

北海道から乾燥品として入荷してくる時はもちろん、昆布そのまま、1mとかって長いまんまですから
切らなければなりません。

 

そこで登場するのがコレ!!

『台切り』と言いまして

よく学校なんかにありましたよね!わら半紙をザクッと切るアレです。

でも、そのまま昆布を切ってしまうと、昆布は乾燥していますから切り口が割れて商品になりません。

ですから、適度は湿気で柔らかくしてからじゃないと切れないんです。

ですから、
『雨の日は昆布屋にとって恵みの雨』の時もあるんです。

※あんまり雨ばっかりだとおなじみさんの客足が遠のいて大変だけど、、、(笑

 

こちらは、世界遺産の知床で採れた立派な羅臼昆布一等です。

ちょうど湿気を含んで柔らかくなっている所ですね。

羅臼昆布の場合は、一枚が長く折り重なって入っています。

これを一枚一枚袋詰めにする大きさに台切りで切っていく訳ですね。

 

見て下さい!!!この白い粉はマンニットと言って天然の味の素ですっ!!!

この羅臼昆布は水出ししてみると、凄く厚く戻ります。出し汁はちょっと黄色みががりますが
その分とても濃厚な出汁が取れて、醤油や味噌などを入れても負けませんよ!!

次郎長屋では、羅臼昆布は色々なレパートリーがあります(^^)

羅臼昆布の一等もありますし、

3等〜4等の家庭用でリーズナブルな昆布『濃い出し昆布』もあります。

また、毎日味噌汁やめんつゆ用の経済的に使う羅臼昆布の耳の部分を切った
徳用出し昆布もあります。

 

これから、どんどん寒くなって来ます。是非この機会に羅臼昆布で美味しい濃い出しを
取ってみては如何ですか(^^)

清水、静岡店では店頭にて試食、説明させて頂きます。ご来店をお待ちしております!

2 Comments

  1. 若旦那

    12月ともなると、湯豆腐や鍋物などで、この知床の濃厚な出汁の出る羅臼昆布が

    好評です(^^)是非一度ご利用下さい。高〜〜〜い一等品からとてもリーズナブルな徳用出し昆布まで羅臼昆布は色々あります(^^)

    詳しくは店頭で!!

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