「ふじのくに・魅力ある個店が開催する”個店塾”」次郎長屋出し取り教室開催!

先日9月27日次郎長屋静岡店にてはじめての試みとなる 

次郎長屋「出し取り教室」が行われました。

実は、若女将ともずっと話していた企画だったのです。乾物屋としても昆布もあるし、鰹節の
削る機械があればあとは、カセットコンロと鍋があればいつでも出来ると思っていました。

そして、今年に入って保健所に問い合わせたら「出汁を販売しなければ大丈夫」な旨、説明を
聞いていたので今年中には絶対にやろう!と思っていた所に、

静岡県から「「ふじのくに・魅力ある個店が開催する”個店塾”」

の話を頂きもう渡りに船とはこの事!でした(^^)

さて、27日は4名の皆さんを迎え始めました。

今回は羅臼昆布と真昆布をあらかじめ2時間以上水出ししてセットしておきました。

昆布の量は1リットルの水に対し、10グラムです。 取り出しやすいように、昆布は幅が広く肉厚な一等を使用しました。

味噌汁やめんつゆなどでは、耳の部分ですも充分だと思います。

まずは、北海道の地図を見ながら昆布の産地や種類の説明です。初めてなので話す事に熱がはいってしまいちょっと、長かったかな、、(^^;;;;

 


 

次に、ちょうど函館から到着した今年の新物の根昆布があったので、こちらをご覧頂き、昆布が海の中でどうやって
生えているかを長い羅臼昆布を使って実感してもらいます。

 

皆さん、店頭に並んでいる昆布しか見た事がないので、漁師さんが採ってから昆布を干したり

耳を切って成形したりなんて事は 全く知らないんですね。

魚と違って、昆布は船から降ろしてセリにかけて値段付けて終わり!ではありません。

その後、干して、寝かせて、成形して、梱包して初めて出荷されるんです。一ヶ月以上かかる大仕事です!!!!

 

井寒台の漁師さんの写真を見てもらいながら昆布漁の様子を語り

 

今度は実際に昆布を配って、色、香り、匂いを直に感じてもらいました。

 

いくらお料理が好きな人でも、3種類の昆布をいっぺんに味比べする機会はめったに
ありません。

羅臼昆布と、真昆布という日本の昆布の2大出し昆布の味比べは、さすがにみなさん!

『これは、違いがとても解る!』とか『姿は同じでも全然違う』とか私も様子を見ていて
準備したかいがありました(^^)

 

さて、次は鰹節!!

お店で削っている「荒本」と「本枯れ」の2種類です。削りたてをすぐに召し上がって頂きました!!!

これは、お客さんも大満足!!!荒節と本枯れ節の違いも一目瞭然だし、本枯れの雄節と雌節の違いもすぐに解って頂き

特に、雄と雌の味の違いは好みがはっきりと別れて『うんうん!!これは違う!』と頷いていました。

 


 

さて、実際に鍋に火を入れて沸騰直前まで昆布をいれておきます。

 

沸騰直前に昆布だけを取り出し、差し水をして、削りたての鰹節を入れます。

今回は本枯れ節の雄節を削っていれました。こちらも水1リットルに対し10グラムです。

約1分沸騰させてから、漉します。今回は網を使いましたが
ガーゼや布巾等で漉せば鰹節の粉も全部漉せますね。

 


 


 

とても美味しい「出汁」が出来上がりました(^^)

作った出汁は全部お客さんにお持ち帰り頂きました。きっと、みなさんの夕飯は美味しい出汁を楽しんで頂けた事と思います。

 

事前に作っておいた出汁で味噌汁を振る舞いました。葱も具も全く入れずに
素の出汁の美味しさと味噌の美味しさを実感してもらいました。
お陰様でみんなおかわりして売り切れ、、、、(大笑

 

参加された皆さん本当にありがとうございました!!!

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