村木 嵐著 税込価格: ¥1,575 (本体 : ¥1,500) bk1ポイント倶楽部: 15ポイント(1%進呈) 国内送料無料でお届けできます 出版 : 文藝春秋 サイズ : 20cm / 299p ISBN : 978-4-16-329510-7 発行年月 : 2010.6 利用対象 : 一般 |
先日から、風邪をひいてずっと体調が悪く、ここぞとばかり、積んであった本に手をのばしました。
戦国末、ローマから日本に帰国した天正遣欧少年使節の千々石ミゲルの生涯を妻である珠の目線で追っています。
「殉教」というとてもむごい、悲しい出来事が実は日本独特のものであること、また当時のバテレン追放令など
よくよく考えれば、ごく当たり前の事で、いっそのこと、「バテレン」が日本に伝わらなければそのほうがずっと幸せだっという珠の一言が脳裏に焼き付いています。ちょっと体が調子が悪く、バイオリズムが下がっている今の自分にずしりと
響く一冊でした。第17回松本清張賞受賞作品です。今後の作品にとても期待しています!