圧倒的なライブ感で売って買っていった!!!Part2

※Part2ではPart1に私の解説を入れました(^^)

Part1は→こちら←

3連休の真ん中の日曜日・・・

清水本店を開店すると20代後半から30代位の

女性がスマホ片手に

「あのぉ、、今清水のこの商店街を紹介しているんですけど、

こちらのお店を動画て撮っていいですか?」

「ええ、全然大丈夫ですよ!」

私はネット好きだし、身だしなみしっかりしてる人だから大丈夫かな、、と。

また実はスマホの裏側に貼ってあったID番号みたいなシールが

「もしかして業界の人?メディア?ロケハン?」と思われたので

受け入れました(爆。

「それから、もし見てる人が欲しいって場合は私が買って良いですか?」

といういので、え?なんだろう?動画撮ってあとで何か編集するのかな?

ちょっとしたユーチューバーか??

どうやら、様子を見ていると長い髪に隠れて見えないけどワイアレスイヤホンを

付けているようで、2つのスマホを駆使しながらライブ配信をしている。

ある程度の視聴者やフォロワーがいて向こうからもライブ音声とチャットを

目の前にいるこの一人の女声がやり取りしているようです。

スマホは最初は手持ちでしたが、途中からホルダーに付けて

(と言ってもGoProのハンディタイプみたいのではなく、スタンド式のもの。

これも、とても意味あるもので需要)

色々な商品の表裏と賞味期限を映しながら全ての事を言葉でも伝えているのです。

もうそれは、傍から見ていると職人技です。

会話している相手は全て実名ではなくハンドルネームです。

茶坊主さーん、とかピエロさーんとかです。(このネタ分かる人は宮沢章夫さんが好きな人w)

「わー〇〇ちゃん元気ー?あー〇〇ちゃんはじめましてー!」

凄いなぁ〜新規のお客さんも入って来られるんだぁ、、どんなシステムなんだ?

You Tubeじゃないな、、もしかしてカリスマバイヤーか?

そういえば、数年前に中国でライブコマースってのが凄くてめっちゃ売る人が

いるって記事どこかで読んだなぁ、、などと思って見ておりました。

「うん、これとコレをじゃあセットにしようか!うんうん、送料含めてうん3000円でイケる!」

「うん、何とか全部いつものサイズで・・うん・・つめつめで送るね!」

「このラーメンまだ在庫あります?>若旦那に」

「ええ、ありますよ」

「わーみんなーあるってーーーじゃあ、今作った商品の在庫多く設定するねー」

「えーー?〇〇ちゃんも買ってくれるのー?うれしー!あーもう売り切れー」

ここまで来ると色々な疑問や、疑念が一気に晴れていきました・・・・・。

この人すげぇ、、、!自分でライブしながら、自分でセット商品を作って

動画の画像からキャプチャーした商品写真を使って

それを瞬時に買い物かごの付いたページを作ってアップして

その売上具合をライブで確認して、また買った人全部にライブでコメントしてる!!

スクリーンショット 2022 03 22 7 04

何だぁ〜〜〜〜凄いじゃないか!!!!

あんた何者????

「じゃあ、そろそろお会計するねー」

「あなた凄いですね!今まで見てたけど、、チャットしながら、音声とテキストで返して

同時に商品ページ作ってるんでしょ?である程度フォロワーもいていつもの人が来てくれてるんでしょ?凄いなぁ」

見ながら思ってたんですよ、この人、どうやってライブしながらお客さんからの受注数を管理してるんだろう?って。

ご本人が教えてくれました。

コレです!コレ!!

ライブコマースサービス

皆さんご存知だと思います。ウーバーイーツってありますよね?

ユーザーは店舗に注文したものを、登録してある人が取りに行って

配達するサービスというかシステムです。よく出来たシステムですよね。

それから、アマゾンさんの配達の人たちも今は個人の方々が多いですよね。

あれも、アマゾンが用意したシステムに登録することによって拠点に行って

商品を車に積み配達する仕組みです。評価制度もしっかりしてます。

一言で言えば今回次郎長屋にいきなり来て生(ライブ)配信して

販売(コマース)それと同じシステムがパッケージ化されているようですね。

そうです。これがライブコマース!!私は初めての体験でした。

このコロナ禍の中、買い物代行のニーズもあるでしょう。でもその範疇では

このライブコマースは入りきれないと思います。

来てくれた女性は普通の主婦だと言っていました。またすごい人は一度のライブで

百万円単位で売っちゃう!とも言っていました。もちろん商材にもよるでしょうけど、、。

最初来店したときには正直半信半疑でした。だって、勝手に始めてしまって若旦那の

入る余地が全くない!!!(笑。目立ちたがり屋の私としては勝手に進めてるので

何か嫌だなぁ、、と思った位です。

しかし、見ていると圧倒的な早いリズムとテンポでお客さんと2つのスマホを駆使しながら

コミュニケーションをしています。そのスキルは素晴らしいの一言!ちょっとすぐには真似でき

ないです。記憶力も素晴らしく、ご贔屓のお客さんへのフォローや

始めて入室?ログイン?視聴?しているユーザーへのフォローもしっかりしていて

僕らが対面販売をしているスキルと何ら変わりません。

凄い量の商品を買ってくれたので、正直値切られるのでは?!と思いましたが

全ての商品を正規の値段で買って頂きました。

私もすっごい勉強させてもらったし、対応もしっかりした方だったので

お買い上げ頂いたユーザー10名の方々に削りたての鰹節をサービスしました。

このサービスだって、いつもお店に小さいお子さんが来店された時には

必ずするサービスですので僕にとっては普通の事です。

とにかく、私が途中でチャチャを入れるような場面はほとんどありませんでした。

商品説明も女性がします。補足説明はちょっとはしましたけど、逆に普通にお客さんが

来店されるので私は対応してました。

(それが逆にお店の賑わい感がライブで伝わってよかったみたいです)

また、スタンド型のホルダーを使ってたのも商品に対して垂直にスマホを置けるので

その間に別のスマホで、「ページ作り」「チャット入力」などの作業が出来ます。

もちろん、その間もイヤホンを使って喋りまくっています。

もうねぇ、テレビショッピングなんて吹き飛んでしまうほどの圧倒的な

ライブ感には驚愕以外の何物でもありません。

だって、目の前で、次郎長屋のこのベタな食料品がどんどん売れちゃうんですもん。

紹介している人は若い女性。おそらく、買ってくれてる人も年齢はそんなに高くないでしょう、、。

スタジオでしゃべって売るようなスタイルとは全く違いますね。

一言で言うと「現代の香具師の寅さん」です。寅さんは圧倒的なその口上でバナナの叩き売りや

普通の鉛筆を売ってしまうのです。圧倒的なライブ感は全く同じものです。で、衝動買いや群集心理を巧みに使うのも全く同じです。だから当然ライブを演ずる人のスキルが必要になってくるのです。寅さんの場合は、いはゆる「バッタモン」を売って「はいさようなら」でしたが、ライブコマースの場合は「バッタモン」かどうかは別として、「はいさようなら」ではなく、フォロワーを獲得して次回に繋げ、ネットとスマホを使いシステム化しているところです。

ライブコマースのアプリのキャプチャー画面を見ると、ライブ画面のしたにフローティングしてちゃんと「商品写真と購入ボタン」が一体化したアイコンが多数あります。

これは凄い!凄いぞ!

さて、こうなると、いはゆるカリスマみたいな人に商品を売り込む?売ってもらう?お店に来てもらう?って事になりますが、私は「それは違う!」と思います。

何故なら、ライブを見ているフォロワーやユーザーが瞬時にそれを見抜き、去っていくからです。

絶対にそうですよね?だって寅さんを考えて下さいヨ。

「寅さんがヤラセやったら面白くないでしょ?寅さんがヤラセをやるわけないでしょ?」

まだまだ、書き足りないことが沢山あるようですが、ひとまずここまで書いて

記事としてエントリーしておきます。

売り方(コマース)はここまで来ています。でも、50年前の寅さんと同じなんです。

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