次郎長屋では、ずっと、この機械を使って、
本枯れ節と荒節を削っておりますが、
お客様からの要望や、また自分自身も
「高くてもいいから血合い抜きの鰹節を仕入れて
真っ白な削り節を売ってみたい!」
と前々から思っていました。
そして、遂に次郎長屋にも
血合い抜きの鰹節がやって来ましたっ!!!
上が普通の本枯れ節です。
下が今回来た血合い抜きの鰹節!
どうですか!しっかり血合い部分が削れていて無くなっているじゃないですか!!
そうなんです!鰹節を扱っていながら若旦那は知りませんでした!
血合い抜きの鰹節は本枯れ節が出来上がってから職人さんが
「鰹節の目」を見ながら血合い部分を削るんです!!
ちなみに、みなさん誤解していませんか?
血合い=鰹の身にたまった血液部分
ではないんです。
赤色筋繊維という細胞が多く集まった所で、決して「血」じゃないんですよ。
削ってみると、ホント真っ白で綺麗です。
個人的には、血合いのある本枯れ節よりも上品です。
逆に鰹節のしっかりしたコクのある香りはしないかもしれません。
これは、好みの分かれる所ですね。既に購入頂いたお客様の中でも
「出汁で使うと素晴しく上品で美味しい」という方がいらっしゃいました。
懐石料理などには、やっぱ血合い抜きで「ほんのりとした味」なんですね。
私、今までは、血合い抜きの鰹節って、節として乾燥する前に
あらかじめ、血合い部分を取ってから節に仕上げるものだと思っていました。
だって、節になったら、
「どこが血合い部分か分からない」と思っていましたから、、。
そしたら、どうでしょうか!!
血合い抜きの節を作る専門の職人さんがいて、「鰹節の目」を読む事が出来るんですね!
奥が深いなぁ、、、。こんど実際に見てきますね。職人さんは焼津にいるって事ですし。
さて、お値段ですが、50gで500円(税抜き)です。ちょっと高いです(^^;;;
もちろん。ご注文があってからお削りします。
削りたての最高の香りと味をお楽しみ下さい。