半年前に一度振られて、行けなかった渋谷の
「かつお食堂」に行ってきました。
ここは、女性の店主さんが、お客さんの前で鰹節を削って
そのままご飯に乗せて、味噌汁等とともに提供するというユニークなお店です。
メディアでも相当紹介されているのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。
メディアもSNSも店内での撮影も全てオッケイなので
私もこうしてブログにエントリーしております(^^)。
ご自身のサイトはないようで、食べログか、faceobookやインスタという、今風の
情報発信ですね。
店内もWi-Fiが完備されています。IDとPWは笑えました。
東名バスが渋滞して遅れてしまったので入店したのは朝の9時半でした。
店外での列は無く、店内は7名のお客さがいらっしゃいました。
運良く?!真正面があいているじゃぁありませんかっ!!
店主さんのスタイルなんでしょう。お客様一人ひとりに丁寧に応対されています。
ですので、注文は「お客が言うというより、店主が聞くまで待つ」というスタイルです。
これは、事前に知らないとわかりませんね。私は隣の人のオーダーも取っている時に
「私は雌節で!」とか言っちゃった💦。待っているお客さんが4人もいるのを知らずに、、
当日は水曜日で本来ならお休みなのですが、年末年始の休みの分開店したそうです。
綺麗なカウンターですが、無垢の一枚板ではありません。
お客さんとの会話の中で店主さんは必ず「どこから来たんですかぁ〜?」と聞いていました。
「福岡」「沖縄」とか・・・すげぇな。私は「静岡」と言ってその後
「乾物屋で勉強の為に・・・」と正直に言おうとしましたが、ほぼ満席ですし、他のお客様の手前
言うのは止めました。
(ってか、私の鰹節だけ先に食べる!とか、雌節を注文する!とか、じっと削りを見つめる!とかでおそらく分かってたとは思います・・・💦)
来ました!
雌節をてんこ盛りに乗せたご飯
味噌汁
香の物
以上で1000円丁度のお勘定です。
薄いですね。5人のお客様に提供する間、何度鉋の出具合を調整した事か、、、
(あとでわかりましたが、沖縄にいらっしゃってたとかで、鉋の台の木の水分調整がうまくいってないので
何度も調整していたようです、さすがに私も音でわかりました)
削った鰹節もお客さんに回してくれて見せてくれます。
ほとんど「鰹節教室」ですね。
途中、鰹節の「面」を作る為に他の鉋を使って削ったのには驚きました。
「鰹節の厚さ」で味も変わるのはご存知の方も多いでしょう。
そこを突き詰めていったスタイルなのではないかなぁ、、というのが私の感想です。
目の前で削って頂くと迫力ありますね!!!
味噌汁椀には、鰹の焼印がありました。なんでも田舎のおばあちゃんが描いてくれたそうです(^^)
昔、斉藤精肉店さんのイベントで若旦那も、片山米店さんの炊きたてのご飯に
削りたての鰹節をかけて食べて頂く事をやりました(^^)。
スタイリッシュにやるとこうなるんですよね。
とても良い勉強になりました。とにもかくにも、あのカウンターを一人で仕切ってるのには
ビックリしましたね。良い意味での「客あしらい」が素晴らしいかったです(^^)
ご馳走様でした。