涼しくなったら・・・お・で・ん

暑さ寒さも彼岸まで、、、

昔の人はよく言ったものですね。すっかり気温も下がり、秋めいて来ました。
味覚の秋の到来です。

みなさんからのtwitterやfacebookでのお便りにも「栗の茶巾しぼり」や茄子などの秋野菜の収穫、レシピ、写真などはいきなり多くなって来ました。 正直次郎長屋のような乾物屋はどうしても「煮炊き」するものが多いです。昆布や、豆、ひじき、、、、。 暑いと売れ行きもよくありませんが、この彼岸の前後で気温が低くなった事でとたんに昆布やひじきが売れだしました(^^) 特に皆さん買っていかれるのが

「昆布森産棹前煮昆布」

です。

棹前昆布、、、、

って聞いた事あります? 昆布を採る時には物干し竿のように長い竿を漁師さんが船の上で自在に操り海中に棹を入れて昆布の根元にからめて 引っこ抜くのです。 下記の写真は10年前函館の浜で昆布漁の船に乗り込んだ時に撮ったものです。 わかるでしょうか??船の上から漁師さんが棹を入れてメガネで海中を見ながら狙いを定めています!! こちらも実は大変貴重な写真です!!(いやまじで!!!) 昆布の根っこに棹を入れて絡め採る瞬間です!!

さて話を元に戻しましょう。 昆布漁が始まる事を「棹を入れる」と言いますがこの「棹前」という言葉は 「棹を入れる前の昆布」という意味です。だいたい6月前に釧路の東部の浜で採り始めます。 要は「昆布が成長する前の子ども状態」なんですね! だから柔らかいんです。

それから・・・知っていましたか??

 

よくスーパーで打っている「早煮昆布」って 一回ボイルした昆布を乾燥させた昆布

なんです。だから、早煮昆布を煮たお客さんからの感想で「煮たらとろけちゃった」とか「味がない」ってよく聞きますね。

だから、次郎長屋では早煮昆布を販売せずにこの棹前煮昆布を販売しているんです。

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袋にはこのような状態で入っています。これを戻すと1メートルになる訳ですね。

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そして、おでんにする場合は色々な巻き方切り方があると思いますが今回はスタンダードにこんな感じ。

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そして、端っこをとんとんと包丁で切っていきます。

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色艶と言いとても良いですね(^^)
このなめらかな食感は棹前昆布でしか出ません!普通の出し昆布だとちょっとパサパサしてしまいます。

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この若旦那お手製のおでんはしぞーかおでんというよりも関東炊きに近いあっさり味になっています。

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昆布の銘柄にまでこだわったおでん!!!是非ご賞味くださいませ。

 

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