※ 2023年9月追記:現在次郎長屋は清水本店のみの営業となっております。
下記の鳥羽式削り節は清水本店に現役で使用して毎日削っております。また、
100Vの4枚刃の鳥羽式もございます。どちらも使用しておりますので
お貸ししたりお譲りする事は出来ませんが、ご覧になりたい方、メンテナンスの方法などは
どうぞお気軽にお尋ね下さい(^^)
次郎長屋にはすでに50年以上使っている鰹節の削り機があります(^^)
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この機械では焼津で生産されている荒節と、鹿児島で生産されている本枯節の2種類の節を削っています。
こちらが、焼津の荒節です。とっても簡単に言うと鰹を煮て、焙乾(マキを燃やしその熱と煙で乾燥すること)したものです。ですから、茶色で黒くそのまま節の匂いを嗅ぐとちょっと焦げ臭いです。
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しかし、本枯れ節よりもこの荒節のほうが柔らかくて削るのは簡単です。出てくる「花」(鰹節の事)はちょっと赤みを帯びたもので、魚の香りが強いです。
かわって、本枯れ節は、荒節製造の途中段階で表面のタール分を削りおとし、カビをつけながら仕上げ乾燥をしたものです。ですから、下写真のものも結構な大きさ重さは大体250g以上なんですが、途中でタール分を削り落として何度も成型しているので、最初の魚としての鰹はとても大きなサイズなんですね。
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さて、機械のメンテナンスですが、清水区の蒲原から職人さんが来てくれました。蒲原はイワシの削り節がとても有名で
削り節の機械を調整したり、刃を研いだりする職人さんが昔はいっぱいいらっしゃったんです。
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今回も、刃の出方の調整と、鰹節の押さえるレバーのバランス、旋盤の減り具合などをメンテしてもらいました。
この荒田さんも、そろそろ定年ということで、もう下には誰もいないそうです。定年後ももう一人の方と
当番でメンテナンス作業はするとのことで一安心です。
それにしても、職人さん=プロなんですね〜。一発で刃の出方の調整をするのは素晴らしいです。
とてもお恥ずかしい話ですが若旦那はあそこまで調整出来ません、、、、。今回もじっくりみさせて頂きましたけども
真似してもなかなか同じ様には出来ないのが実情です。
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原料の鰹節を左手に持ちながら右手で刃の出方を調整してゆきます。
刃の研ぎもこの荒田さんがやるのですが、この研ぎも鰹節なりの癖があるようで、他の会社で研いだ刃と荒田さんの研いだ刃では消耗度が全然違うようです。機械の癖もあるし、刃自体が鰹節を削った場合は反り方が違うようでそれを見越して研いでいらっしゃるようです。
お蔭でこんなにすばらしい「花」(鰹節)が削れるようになりました(^^)!!!!
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清水店では、機械が無いので、予約販売となりますが、静岡店ではご注文を頂いてからすぐに削り始めます。
2、3分で100g削れますので、ちょっと待って頂ければすぐにお持ち帰り出来ます。
また下記の買い物かごで通販も行っておりますのでどうぞご利用下さいませ。
荒節 削り節(出し取り用)100g 472円
本枯れ削り節(生食用) 50g 420円
100g 735円
2011年2月19年追記
鰹節をお持ちで、ご自宅で削る為の卓上の鰹節削り器をお探しなら、次郎長屋静岡店の近くの「杉善」さんという金物屋さんに2種類あります。
愛工業さんから出しているグルグル回るタイプのものが7000円、昔ながらのカンナのついた箱型の削り器が14000円です。
呉服町の三保原屋さんでも、両方とも販売していますよ!!(^^)
2014年8月追記
とうとう、次郎長屋でも鰹節削り機が買えるようになりましたっ!普通鰹節削り機は1万円位するのですが
今回とても初心者向けとして、小さいサイズですが、しっかりと削れる鰹節削り機を見つけました(^^)
こちらの機械は一個2700円(税抜き)で販売しております。
もちろん刃の出具合は調整してありますので、ご安心下さい。
また、今後調整は何度でも無料でやらせて頂きますので、いつでもお店に
持って来て下さい。若旦那がすぐに調整します。(お預かりする場合もございます)。
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