先日、静岡市清水区マリナートホールにて
ウイリアムス浩子さんの〜日本の名曲を歌う〜
と銘打ったコンサートに行かせて頂きました。
恥ずかしながら、また失礼ながら全く存じ上げない歌手の方でした。
しかし、この浩子さんのお母様が長年の次郎長屋のお客様でいらっしゃり
この前「若旦那って音楽好きだよね?うちの娘が清水でコンサートをやるんだけど・・・」
とチラシを持ってきてくれました。調べると、、、日本よりもまずはアメリカでメジャーに
なったジャズシンガーとのこと。特に、その録音にはすごいこだわりがあって、そこに
響いたファンが数多くいらっしゃるシンガーさんでした。
当日はあいにくの雨でしたが、私と、家内、母、姉、母の妹の椎名さん
総勢5名で聞いてきました(^^)。
今回のプログラムはジャスではなく、全て日本の曲。
なので、80を過ぎた母や叔母の椎名さんも満足の様子で良かったです。
また、スペシャルゲストの春風亭昇太さんの軽快なトークも素晴らしく
トロンボーンも吹いてくれましたヨ!!!
また、バックバンドでストリングベースを弾いてた金子健さんは
30年前学生時代にお世話になった方で、「ミスティーク」というバンドで
活躍されてて足繁く私もライブに通いました(^^)。
そんな中、浩子さんのトークの中でとても印象的な言葉がありました。
「今の音楽業界では、歌って、踊れて、曲も書けてとオールマイティな
人たちが溢れている、。でもでも、例えばアメリカで言えばフランク・シナトラや
トニー・ベネットのいはゆる「歌手」と言われる人が少なくなってきました。この「歌手」の方たちは先人の名曲や埋もれてしまった曲を歌うことで
あらたな息吹を吹き込む事ができる人たちなんです。ちあきなおみさんは私も敬愛し、沢山歌わせてもらっていますが、なおみさんも
日本では素晴らしい「歌手」なんです。埋もれてしまった曲を大ヒットさせたり
作詞家、作曲家が「ちあきなおみさんに歌って欲しい」と言って作られた曲が
沢山あります」
この話は私の心を打ちましたね。今の音楽業界では、当然のようにシンガソングライターが
普通です、しかも踊ってスペクタクルな舞台を満喫出来ます。
しかしどうでしょうか?今回のこのステージは、4名のシンプルなバックバンドとスポットの
照明とドライアイスと反響板のみ、、、。
当然音響さんもいらっしゃいましたが、私が感じるにとてもシンプルな調節だったように思います。
春風亭昇太さんとの共演では、何と?!翔太さんがピアノとギター・ソロを飛び越して勝手に
ブルースハープを吹いてしまうというハプニングがあり、その後、何と何と、
もう一度演奏し直すという、リハーサル的なサプライズもあって楽しめましたが、、(笑。
とても素敵なコンサートをとっておきの2連休に楽しめました(^^)。