北海道旅行記パート5
 
平成10年6月27日〜7月1日
 
6月28日
昨日は漁師さんの見学を終えて谷藤さんのお宅で「花咲かに」をごちそうになる。 谷藤さん曰く「今はかにの脱皮に時期で味はいまいち」とのことでしたが日頃かになど 食べることのない私にとっては「めちゃうま!!」でした。それから根室の町に繰り出し (?)昆布について色々と話しました。
 
 
今日はきりたっぷ岬近くの浜中産棹前を採る漁師さんのお宅へ 昨日より天気はよく太陽も顔を出す。 断崖絶壁の上に二軒の漁師さんがお住まいになっていた
馬の放牧

我々を馬が出迎えてくれた。競馬でしか見慣れていない私にとっては手足が とても太く餓鬼大将のようだ。

ここのお宅はご主人が馬の放牧をして奥さんが主に昆布を採っている。

浜中棹前昆布

やはり「貝殻産」とは違う!!しかし浜中産棹前も「実入れ」 も良く一番切、二番切の良いところは昆布森産と遜色なし!

浜中棹前昆布一本の姿

貝殻棹前も浜中棹前もそうだが昆布の先の方は枯れています。 みなさん忘れてはいけません。昆布って植物です。 ちょうど伺ったときは日入れしてましたが、おじさんが昆布の根本を持って「砂引き(すなびき)」 をしていました。昆布はただ干場に並べて干すだけでは ないのです。再日入れの際、何度も(必然的に2〜3回位)引きずって あのような昆布製品になるのです。海からただ拾ってきて一般の庭 や砂利などに干してもただ乾いてつるつるのぱりぱりになっておしまいです。

浜中の海岸

漁師さんの家の前の海岸。断崖絶壁の上(乾場)から見下ろして撮った。

当日あまり波は高くなかったがあいにく漁は出なかった。