先日浜松まで行って観てきました。
表題通り「出汁」「醤油」「麹」のお話です。
特に一部の「出汁」は昆布、鰹節の話を奥まで丁寧に取材されてました。
調べたら、この映画は「和食」が「ユネスコ世界遺産登録」された前後に
NHKさんが作った番組「和食」を再構成されたようですね。
NHKアーカイブスで探したけど無かった、、(涙
予告編があったので、じっくり見たんですが、、、、、、
その時は「昆布を拾う羅臼の老婆、、、」とか表現されてて、、、
「えっ!?拾い昆布なんて品質的には全然下なんだけど、、、、、」
「フランスなど海外で絶賛されたって事だけど、”日本の昆布漁=拾い昆布”なんて紹介されたら嫌だなぁ」
と思いながら浜松まで鈍行の車内で考えたのも杞憂に終わりました(^^)。
おばあちゃんは「拾いはあんまり良い昆布じゃないんだども、、、」「たまには良い昆布も、、」
というインタビューもちゃんと拾っていたし、その後、船に乗っての昆布漁の様子を詳細に
伝えていました。私も何度も訪ねた事のある場所でここでロケをするのは容易じゃなかったろうなぁ、、、。
と思います。(もしかして、あの時いたクルーかな、、、、)
京都の料亭さんが登場し、次郎長屋で売っている羅臼昆布と同じものを使用して
じっくり出汁を引いていました。その後薄削りの枯れ節を自ら削っていました。
全く同じ味とは言えないかもしれないけど、
次郎長屋の出汁取り教室で取っている出汁と
ほぼ同じ味だと僕は自信を持って言えます!!!!!
映画の中での昆布漁の様子、鰹節の製造の様子、出汁取りの様子の撮り方は
私が「あぁこうやって撮りたいなぁ〜〜〜」と思っていたままの姿でした。
出汁の雫の落ち方、音、料理人の真剣な眼差し、知床羅臼ので霞の中での昆布漁、、、、。
全て私の頭の中にある記憶の映像と全く一緒です。それを皆さんの前で披露する力が無いのが
とても口惜しいなぁ、、、というのが一番の感想でした(大笑
今秋には、静岡市葵区のサールナートでも上映が決まっているようですね。
是非ご覧いただきたいと思います。
ちなみに、2部の「麹」についても、京都の種麹屋さんの話をベースにすっごい科学的に
アプローチしているのはとても面白かったです(^^)