世の中そういう事なんです(^^;;;;
先日2015年6月18日、静岡市立東中学校にお邪魔して、二年生の授業の一環の
「起業家プログラム」の中での「おしごトーク」の講師の一人として
食料品店の店主
としてお話ししてきました。
今回、14名の講師の方々が各教室で話し、生徒さんたちがローテーションする形です。
事前に生徒さんたちには講師の陣容をお伝えしていて、ある程度の受講選択の希望を取ったようですね。
写真は2回目のグループさんのものですが、最初のグループは何と??!!
全員女子!!!!?????
私も10年以上前から小学校、中学校でお話しする機会を頂いてますがさすがに
初めての事です。緊張するなぁ、、、みんな本当に「食料品の話が聞きたいんだろうか?」とか
考えちゃいました(^^;;;。
しかし、いざ話し出すとみんなメモは取るわ!聞き入るわ!鰹節も昆布も実物に大興奮!!!
私もノッてまいりましたよ〜〜〜〜(^^)。
で、今回ノリノリの東中学校だったのですが・・・・・・・・・。
とても考えさせられる事が沢山ありました。
まずは、表題通りですが、私はいつも
「昆布食べた事ある〜〜?」と質問します「どんな料理?」と聞きます。
「おでん」「みそ汁」(大半はわかめと間違っているけど)「佃煮」「酢昆布」
などなど、一通りオーソドックスな答えです。
が、、、、今回初めて
「昆布ポン酢!!!!」という答えが返ってきました。
そうなんです。昆布はもやは、食べ物ではなく、調味料の一つなんですよ、それも、「卓上調味料」。
本当は「出しに使うための昆布を知っていての延長線上の調味料の一つ」として
理解してもらっていれば一番嬉しいんですけど、そうではないのです。
「ソース」や「ポン酢」と全く同じものなのです。
多分生徒さんは「昆布ポン酢」以外に「昆布」という文字を、言葉を意識する時がなかったんだど思います。
もちろん、責めもしないし否定もしません。これが私の扱う「昆布」の現実なんです。
ポテトチップスの期間限定「⚪︎⚪︎味」とほとんど同じ感じでしょうか、、。
相当ショックでした。
それから、半分ギャグで「昆布って植物?動物?」って聞いたら
半数が「動物〜〜〜!」と答えてくれました。これも相当ショックでした。(笑
でも、エプロンしながらの漫談?熱弁?にみなさん聴き入ってくれてとても嬉しかったです。
先生からもお礼の言葉を頂きました。
最後の質問コーナーでも忘れられない質問を頂きました。
その子は事前に「この中に自営業のお家の人は?」という私の問いに「病院です」と答えた
イケメン賢い男子生徒さんでした。
「家を継いで一番大変だったことは何ですか?」
という問いに私は即答しました!
『最初の数年間は父が不在で私だけのお店番の時、お客様は私から商品を買ってくれなかった』と。
お医者さんと食料品店の店主とは職種としては天と地ほども違いがあります。
でも、多分根っこは同じだと思います。
私はとても良いお医者さんになると信じていますよ。私が患者だったらイケメン男子生徒君を
指名したいくらいですよ!(^^)。
中学生のみんな!これから職業に就くって大変な時代だと思うけどみんな頑張れよ!!