今年の北海道レポートも最後です。
函館で泊まったホテルで見た朝刊です。
左に見事な昆布の乾場の写真が!!
日高管内の写真ですね。天候も良くそこそこ水揚げもあるようです。
今年は私は日高地方には行けませんでした。隔年で行ってる井寒台の漁師さんに
会いたかったのですが、ご高齢にさしかかってることもあり、もしもの事も考えたし
正直やっぱ遠いっす。井寒台・・・・。
でも、この写真を見ると、、、、私はわかります。日高以外にも北海道では
ほぼ全ての浜で昆布が採れます。でも内地から来た人がこの新聞記事を見たら・・・
「あー今年は昆布は豊漁!」と思ってしまうでしょうね、、もちろん北海道新聞だから
道内の人は解ってるので全く問題ないんですけどね、、💦。
昆布・・・やはり大変厳しい状況です。私は個人的には天然物を追い続けることよりも
漁師さんがしっかり育てた養殖、促成の昆布を理解し、私のようなお客様と面と向かって
昆布を販売するお店もその良さをお客様に啓蒙してゆかないとダメだと思います。
私も出汁取り教室で、飲み比べる出汁が増えて嬉しい限り(^^)
こんな真っ暗な中(午前4時前から)昆布漁をしてるんですよ!
船が出たのは3時半。その後真っ暗闇の海の中を進み漁場に
到着!
艷やかなこの昆布は人工的に作られたものなんてわかりますか???
(この人工的って表現も良くないんですよね、同じ海だし、逆に天然よりもしっかりと管理されています)
ちょうど、若い衆が昆布の根っこを切ってる所です。
すごい労力です。力仕事です!船の突端にいる漁師さんが昆布を海から揚げ
綺麗に並べることが出来るように上手に優しく放り投げます。
そして、若い衆が根っこを切りながら並べる訳ですね、どこの現場もそうですが
段取り八分なんですね。
9月に入ると、この漁師さんたちが育てた昆布がどんどん入荷してきます。
楽しみ!楽しみ!
※昆布漁の動画があるのですが、漁師さんの顔や船体が写っているので
差し控えますね。店頭ではご覧頂けます(^^)、私に声かけて下さい。
このコロナ禍の中、北海道での買付をしてきた訳ですが、絶対に来年に生きると確信しています。
毎年思うのですが、新たな昆布の出会い、人との出会い、勉強ばかりです。これをまたお客様に伝える事も私のとても大切な仕事です。
おこがましいですが私の話を聞いたうちのお客さんの「昆布度」は自慢出来ると思います(笑。
来年また行きます。待っててくださいね・・・・・北海道・・・・