西條奈加:鱗や繁盛記 読了です。
直木賞受賞作の「心淋し川」を読んでから3冊めの西條さんの本です。
ボクは心淋し川は短編小説が一つに繋がった小説という技法が好みではなかったのですが
2冊目、またこの3冊めは素晴らしかったです。やっぱ私も商人(あきんど)って事もあるんでしょうね。
一力さんの独特の言い回しとも違うし、歴史小説なんですけど、人情、推理、色恋と上手に散りばめられて
引き込まれます。女性作家であるがゆえの男性の登場人物が気品があるのもグッドです。
メルカリで西條さんの本を5冊も大人買いしてしまいました💦