西條奈加著:隠居すごろく読了です。
お客様から推薦された本でして、西條さんの新刊出たの全く知りませんでした💦
このお客様、「猛者」というか「熱狂的な歴史小説ファン」で、
まさか、「歴史小説」でお話が出来るとは思っていませんでした(^^)
さて、この隠居すごろく。西條さんでなければ書けないような登場人物とそのストーリー。
人情物では宮部さんも書くし、人気の「あきない世傅」もありますが、この
じいじとお孫さんの物語はタッチが西條さんならではのものですね。
世相を反映させるのも流石ですね。何度も目頭が熱くなる。という帯も
嘘ではないですね。こういう本は中学生や高校生に読んで欲しいなぁ〜。
商売は数字だけではなく、そこには感情があり、自然があり、人生の一部ですらないって事を
感動とともに教えてくれます。