諸田玲子著:美女いくさ 読了です。
久々の諸田さんの本です。500ページの超大作!
そうです。三姉妹の「お江」の話です。
今までも 淀殿、初、そして江の三姉妹の話は沢山書かれていました。
また、徳川家光の母としてのお江も沢山描かれていますが、この諸田さんの
美女いくさは、女性の目から描かれていて、3姉妹の揺れ動く心がとても読み応えが
ありました。所々に出てくる忍びのカワウソとか、タマムシとかは良いアクセントになっていて
私好みでもあります(笑。
今更ですが、今の世の中とは比べ物にならないほど(ってか比べられないけど)
、豊臣、徳川の時代ってほぼ人身売買のような婚姻関係が普通だったんですね。
人間のモチベーションが今とは全く違う所にあったのはもう想像できませんね。