5月も中旬ですね。羅臼昆布の採れる知床では、知床半島の断崖絶壁に流れる無数の川に羅臼岳からの冷たい雪解けの水が流れている事でしょう。
昆布は、採れる場所、浜で名前や種類、もちろん味が違います。がもっと細かく言うと、川のながれというものがとても重要なんです。山の養分は川によって海に流れ込みます。そしてその養分によって昆布の生育に違いが出来てきます。羅臼昆布も羅臼川という大きな川の南側と北側では昆布の出来が全く違います。薄くて赤茶色のものと厚くて黒々としたものとに分かれるんです。次郎長屋では全部の羅臼昆布は上(北側)の知床半島の方で採れる黒々とした昆布を販売しています。
そしてもちろん全て天然昆布です。
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皆さんご存知ないかもしれませんが、上記のとても立派な羅臼昆布一等ですが、とてもスラッとしていますよね?でもこれ、漁師さんが昆布の耳の所を切って成型しているんですよ!モチロン!だって採れたての昆布ってこういう形ですからね。
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茶色耳の部分が必ず付いているんです。特に羅臼昆布の場合は、成型したあと熟成させる工程があるのでとても複雑で他の昆布より手間ひまがかかっているんです。
で、その切り取った耳の部分ですが、同じ羅臼昆布なんですから、とても濃厚で良い出汁が取れます。味噌汁やめんつゆなどの出汁としては安い昆布ですし家庭用として最適です。15キロ詰めになって段ボールで出荷されます(^^)
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雑(赤葉)昆布という名称ですが、私が仕入れている漁師さんは天然昆布の漁しかしませんので、
この段ボールの中に養殖昆布は混ざる事がありません。すべて天然の昆布です。
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見た目は悪いですが、とても美味しいですし、濃い出汁がとても美味しいです。もちろん、昆布の出し取りは水から浸して下さいね。それも二時間以上!!!そして火にかけて沸騰直前に昆布は取り出すのが必須です(^^)
わかめよりも厚いのでゴワゴワしていてちょっと食べにくいですが、そのまま味噌汁の具にする人もいます。
また、白菜漬などの漬物を作る時にパラパラと振りかけて漬けるととても良い味になります。
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始めて昆布の出しを取る方にもとてもオススメ出来ます。羅臼昆布は出汁が濃いので醤油や味噌に負けません。野菜の煮物、おでんなど、ご家庭用として次郎長屋、まずはオススメの昆布ですヨ!
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