次郎長屋静岡店には
鳥羽式6枚刃の鰹節削り機があります。
もう年季も入っています。確か30年以上前に中古で購入したものですから、、、。
箱を開けるとこうなっています。大きな螺旋版があって
とても堅牢で簡単な仕組みなんで、壊れないんですね。一度モーターを換えたくらいでしょうかね〜。
さて、この鰹節削り機ですが、唯一の消耗品があります。
そうです!これ!!
鰹節を削る刃ですね!
これが、6枚ついてて回転しながら回転板に鰹節を押し付けて削る訳ですね。
この刃の交換はもちろん手作業でやります。でもって、この刃の出具合の
調整ももちろん手作業です。
自分で言うのも何ですが
職人技ですな(^^)
こうやって、指をあてながら刃の出具合を調整してゆきます。
基本的に、ご家庭にある鉋箱型の削り機もそうですが、
鰹節が粉になってしまうのは、まちがいなく、
「刃の出過ぎ」です。決して鰹節が悪い訳ではございません。
この機械だってそうです。出過ぎるとゴリゴリして
全部粉になります。刃が出てなければ全く削れません。音すらしません、、、。
※呉服町にある政豊さんは家庭用の削り節の機械をもっていくと研いでくれて調整してくれますよ!!
6枚刃があることは言いましたが、この刃を均等に出さないと良い削り節は出て来ません、、、。
少しでも出過ぎた刃があると、鰹節の断面がえぐれて、次に回ってくる刃には一向に鰹節が当たらなく
なります。少しずつ少しずつ、回転させながら鰹節を当てて調整してゆきます。
う〜ん、だいぶ薄く均等に削れて来ました(^^)。
薄く削ると口当たりが良く、溶けてしまう程です。
お〜大体出来たかな!
ここまでの所要時間は、2時間弱。
ここ一年程でやっと自分でもここまで調整出来るようになりました。以前は何度か蒲原から
職人さんにきてもらって調整してもらいましたが、その都度色々聞いたり、見たりして覚えましたよ!(^^)
切れ味鋭い、フワフワの鰹節を是非一度味わい下さいね。
通販でも発送可です!
西ヶ谷さん 初めまして!!
昔、自宅に大工さんが使うような「かんな」があってどうやったら綺麗な切りくずがでるのか刃の出具合を調整したものです(^^)
そうそう子どもの頃は僕あ鰹節を削る役目で「かんな」を逆さにしたようなので良く削っていました。
懐かしいなぁ・・・・・\(^o^)/
年代によっては皆さん鰹節を削られているんですよね〜。
私も小学校や中学校で鰹節や昆布の話をする時に生徒さんに聞くとほとんど削った事ないんですよ、、。鰹節すら初めて見る子だっていますから、、、(^^;;;
細く長くこういう商品や説明は末端にいる私が頑張って伝えて行きます。