みなさん、こんにちはっ!
若旦那は無事静岡に帰ってきました。本当は8日まで知床の羅臼にいる予定でしたが
体力的にもう限界にきていたので(ちょっと根性無し、、、、)1日短縮して帰って来ました。
ちょうど飛行機の便の振り替えも出来ました。
さて、今回の買い付けの旅を振り返ってみるとまずは、本州との天候の差がとっても激しいと言うことです。
あれだけ、カンカン照りが続いているのに北海道は7月、8月とカラッと晴れた日などは数えるほどしかありません。
そうなると昆布漁にはものすごい影響を及ぼします。要は採った昆布を干せないので小屋など狭められた場所に
干す分だけしか1日の漁で採れないのです。それは晴天の日の大体1/3なんです。
概算でも、もしそんな日ばかりなら取れ高も1/3になるわけで漁師さんの稼ぎも少なくなり死活問題なんです。
また自分としては今回漁師さんのご好意に甘え家に寝泊まりさせてもらって昆布漁を手伝いました。
とっても勉強になり、また色々な昆布の加工の仕方等今まで全く知らなかった事ばかりで
今後の新しい商品を作る時のヒントも沢山もらいました。
来年もまた必ず手伝いたいと思います。また漁師さんとはまだ夢の段階ですけども
「いつかは、昆布ツアーをやろうよっ!昆布採ってもらって、函館観光してもらって、、、、」
とちゃんこ鍋を食べながら語り合いました(^^)
隔年で行っている根室、羅臼にも行き、もちろん美味しいモノを食べ、飲み、昆布の事、商売の事を語り合い
刺激を沢山もらって帰ってきました。
今年は羅臼昆布が色々な事情で(ここではかけません、スミマセン、、、、。)生産調整をしているので
沢山ありません。品質にはあまり問題はありませんが、値段の面ではとても心配です。
それから、函館の漁師さんの所では天然物の昆布以外にも主に養殖昆布のお手伝いを沢山やったのですが、
漁師さん曰く、「養殖と言っても魚や野菜のように肥料を与えたり、人工的に作るわけではなく
天然物と同じ海で育てるし、育つまでも責任持ってポリシー持って昆布を作っている」という事を
目の前で見せてもらってとっても理解しました。昆布は採ってからの作業がとてつもなく大変です。
それは、天然物、養殖物の差は全く関係ありません。どちらも丁寧に一枚一枚製品にするんです。
今後天然昆布がいつまで採れるか全く解りません。現在次郎長屋では天然物しか売っておりませんが
今秋、養殖物の昆布を使用した製品を売り出します。
天然物には天然物の良さがあり、養殖物には養殖物の良さがあります。
巷では原産地表示が騒がれていますが、モチロン、天然物と養殖物では
次郎長屋でお買い物をされているお得意さんなら一発で解ります。
養殖物を扱うに当たっては「養殖物だからこのような使い方が出来る、出来ない」と
色々なご提案をしてゆきます。お客様の中には天然物のあの暑い歯ごたえが苦手という方も
いらっしゃいますし、もっとコストパフォーマンスを!という方もいらっしゃるでしょう。
天然物と養殖物をごちゃまぜにせず、しっかりと区別した上でお客様にご提案させて頂きたいと思っています。
漁師さんの所で製品となった昆布は9月から10月にかけて入荷してきます。
皆様にはメールマガジンやページ上からまたお伝え出来ればと思っております。
それでは、また、、、。
2002年8月9日
下記の文章は2002年8月1日に書いたものです。
さてさて、今年も始まりました。若旦那北海道へ行く!
お陰様で今年で皆様にネット上でリポートするのも5回目です。
毎年わくわくしますねぇ〜。
今年は、8/1に静岡のローカル番組で取材された様子が放映されたこともあり
静岡を出るのが遅くなり恒例の友人と飲むのも無し、、、。ゆっくりこのページを
作っています。(ってもう午前1時ですけどね、)
羽田近くのホテルはインターネットへの接続がLANで出来てしかもタダ!!
とっても便利です。
さて、今年の北海道のメインは何と行っても函館の漁師さんの家に寝泊まりして
2日まるまる昆布漁を手伝う事です。あまり写真は撮れないかもしれませんが
その分、面白いレポートを書きますねっ!
その後はJRを使って根室まで移動します。
(もう深夜バスで根室の移動は体力的に無理と一昨年の旅で解りましたので止めました)(笑)
そして、最後に知床の秘境羅臼へと向かいます。
それでは、皆さんしょうもない若旦那におつき合い下さいませ〜〜。
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